
「バックアップ」ってどういうのがあるの?
現在、駆け出しITコンサルタントとして様々な案件を担当しています。
その中でインフラの設計を担当したりもするわけですが、
恥ずかしながらド文系であまり技術知識がなく、わからないものがあれば都度勉強して知ってる顔をし日々業務に当たっているのです。
その中でもぼんや〜りとしか理解できていなかったものとして、
バックアップなるものがございます。
「ああ、はいはい。データを念のために別に取って、保管しておくんでしょ(ドヤ顔)」
と、ざっくり把握していたのですが、
このバックアップなるものが、
全体としてどういう種類があるのか等ついて深堀りされると、
「あわわ〜」とつい口から泡吹いちゃうレベルのボンヤーリとした理解でした。
おそらく、そんな新入社員君や営業社員さんもいると思うので、ざっくりとバックアップの種類をまとめます。
そもそもバックアップとは
そもそも「バックアップ」とはなんたるかを知らない青二才のためにさくっとまとめておきます。
バックアップとは、データが破損した時にその壊れたデータと入れ替える為に元のデータを予め複製しておくことを言う。
災害時にデータがぶっ壊れてしまうと、
いろいろヤバい(具体的にどうヤバいかはシステムによって異なります)ので、
定期的に元のデータを複製して、別のストレージに保管しましょう、ということです。
バックアップの種類
上記の通り、定期的にデータを複製し、別の記憶媒体に保管する、というのがバックアップな訳ですが、
実はそのバックアップの種類は様々にあります。
どういった種類があるのか整理してみましょう。
バックアップは、整理すると大きく二つの種類があります。
バックアップするデータの対象によって、区分されています。
① システムバックアップ/イメージバックアップ
バックアップするデータの対象として、
「システム環境」をバックアップするものとして、「システムバックアップ」というものがあります。
また、複数のシステムファイルをまるっとイメージファイルとして保存するため、「イメージバックアップ」と記載されていることもあります。
ここでのバックアップされるデータ対象である「システム環境」としては、以下のようなものが該当します。
・WindowsなどOSのデータ
・OSの設定(ネットワークの設定やユーザー設定など)
・インストールしたプログラム、アプリケーション
つまり、システムバックアップとは、Cドライブ(システムパーティション)に保存されたデータをバックアップするというものです。

Windowsも壊れてしまい、起動できないといったことがありますし、ウイルスに感染してOSの設定を変えられてしまうことがあります。
そのようなことが万一起こった時のために、システム環境をバックアップする必要があります。
② データバックアップ/ファイルバックアップ
もう一つの種類として、「データバックアップ」というものがあります。
DBに保存されたデータや共有フォルダなどのデータを保存するものです。
必要なデータをファイル単位で選択して、バックアップすることから「ファイルバックアップ」ともいいます。
このように何をバックアップするかによって種類分けされているということですね。
まとめ
ざっくりとバックアップの種類についてまとめました。
しかし、バックアップと一言でいっても、かなり奥が深いです。
ふたを開けてみると、
バックアップの方式(フルバックアップ/差分バックアップ/増分バックアップ)や、バックアップ先(テープ/USB/ディスク/クラウドストレージ)、バックアップの構成(サーバ機能利用、ストレージ機能利用)などなど・・・知っておくべき内容はかなりあります。
今回は、種類についてまとめましたが、次回はできればこれらのバックアップの世界を冒険したいと思います。
(時期は未定ですw)